外資戦略コンサルのゆるいブログ

超エリート達がしのぎを削る外資系企業で勤務する一般人が、思ったことを書いてみなさまの人生に貢献するブログ

人生初の試み。オーダースーツを作ったはなし

人生で初めて、オーダーメイドのスーツを作ってきました。

 

訪れたテーラーはこちら、Sebiro & Co.

www.onward.co.jp

一緒に働く同僚の紹介で行ってきました。

自由が丘の駅からほど近い、交差点の角にあるお店に入ると、おしゃれなオジサン店員さんたちが迎えてくれました。何も知らなかったら少し入りづらい雰囲気もあるかも。

勇気を振り絞って「スーツをオーダーしたいのですが」と声をかけました。

 

はじめてのオーダースーツ作成、あっという間の3ステップ

(1)スーツの生地を選ぶ

まずはここから始まります。

ちなみに、ベースの値段は生地によって決まります。スーツを着るシーン、職種、好みなどを話しながら生地のサンプルを眺めて選びます。

10センチ四方くらいの生地サンプルだと、実際の出来上がりよりも少し色が暗めに見えるそうなので、「自分が想像しているよりもすこし暗めのものを選ぶと良いですよ」とアドバイスしてもらいました。

濃紺、特に無地が大好きなぼくの為に、数種類のサンプルを探していただきました。

店員さん「今準備ができるのはこの辺ですかね」

ぼく「かっこいい。いい感じですね。」

店員さん「こちらはより黒に近いですね。こちらは生地にやや光沢があって、こちらは・・・・」

ぼく「同じ無地の濃紺でも全然違うんですね。ちなみに、お値段は?」

店員さん「ここにあるのは13万円」

ぼく「(た、たかい。。。)」

そう、かっこいいやつは高いんです。とんねるずがいたら間違いなく買わされるところっでした。危ない危ない

ぼく「…もう少し予算を抑えると、どうなるんですかね?」

店員さん「無地って、値段によって差が分かりやすいんです。例えば、5万円の無地と15万円の無地は、一緒のローテーションだと使いづらいことが多いかもしれませんね。」

ぼく「なるほど。ということは、ストライプやチェックの柄モノの方が価格の差がわかりづらいということですね?」

店員さん「その通り。5万円のストライプと15万円の無地なら、併用しやすいんです。」

ということで、初めてオーダーの今回は予算を抑え気味にして、濃紺のストライプ柄に決定しました。

と同時に「来年には10万円オーバーの濃紺無地も作る」という野望が生まれました。

 

(2)オプションを選ぶ

生地を選んだあとは、詳細を決めていきます。ボタンの数や種類、裏地の色や柄など、店員さんと相談しながらどんどん決めていきます。ぼくは以下のオプション。

  • 裏地:ベージュのストライプ(紺色とベージュは相性が良い)
  • ボタンの数:2つボタン。最近は2つが主流です。
  • ボタンの種類:水牛の角でできた、黒のボタン(重厚感があり、黒の革アイテムと相性が良い)
  • ベント(背部の下の切れ込み):両脇に切れ込みが入っているダブルベンツを選択。センターベント(中央に一本のみ切れ込み)の方が若干フォーマルだけれども、現代では特に問題は無いし、足までのラインが綺麗に見えるよ。とのこと
  • パンツの裾:ダブルを選択。ビジネスはダブル裾がスタンダードです。
  • 名入れ:ビシっとローマ字の筆記体

するすると決まっていきます。

 

(3)採寸

ついに採寸。自分の身体のサイズを測ってもらいます。

サイズ感ーーこれこそがスーツ選びで一番重要なものであり、人々がオーダーメイドを求める一番の理由なわけです。

いろいろなサイズのスーツを試着しながら、椅子に座ってみたり身体を動かしながらサイズを決めていきます。

  • 肩のフィット:ぼくは人よりも肩甲骨が張っていて、肩幅が広いので、そこを調整
  • 上着の裾:店員さん「最近は短い丈が流行っているけれど、オーダーでフィットしたスーツは、お尻が隠れるくらいの長さの方がエレガントに見えるんです」
  • パンツの裾:ぼくは短めが好きなので、すこしだけ短め
  • パンツの細さ:最近の若い人は凄く細くしているけど、あんまり細いとシワが目立ってしまって逆に格好わるいとのこと。

お店の方はとても親切なので、スーツについて、相談すれば何でも教えてくれます。

採寸が終わると、お支払いを済ませて終了です。税抜で8万円でした。たかっ。ぼくは現時点で合計4着のスーツを持っていますが、お値段はどれも2万円前後でした。今持っているスーツを全て足した値段を、一着のスーツにつぎ込んだわけです。

仕上がりは4週間後とのこと。出来上がりは間違いなく、歴代スーツの中で最高の仕上がりとなるでしょう。

 

ビジネスマンにとって、スーツは戦闘服だ

僕は週5日スーツを着て働いているビジネスマンですから、スーツは僕にとっての戦闘服なんですね。

良い野球選手はユニフォームが似合うのと一緒で、良いビジネスマンはスーツが似合って当然だとおもっています。残念なことに、スーツの着こなしが微妙な人が多いんですね。それだけ「良いビジネスマン」は少ないのかもしれません。笑

着こなしですので、値段は関係ありません。実際にぼくは今まで、洋服の青山の2万円スーツしか着たことはないけど、ぼくよりダサい人は沢山みています。ほんとにおおい。

スーツの着こなし、小物の選び方については、また今度書こうかな。